猫と島へ移住
島猫って言葉があるくらいで、与論島にも猫がたくさんおります🐈
我が家には二匹の猫ちゃん、茶色の源三(12)、黒のぴーすけ(11)がいます。
沖縄に住んでいた時から飼っていた子たちで、一緒に移住しました。
フェリーに乗っての移住ということで、カゴに入れて、、、
リサイクルショップで購入しました。
猫たちに取っては長旅、、、
家から本部港まで2時間のドライブ。
こんな旅はもう一生無いんじゃないかってくらい辛かったんじゃないかなと。(・・;)
本部港までのドライブは思ったより順調。
暗いと安心するって聞いたので、ケージを布で覆いました。
その後の船旅が大変…!!!
源三はなんとも言えぬ貫禄、落ち着きであったものの、ぴーすけは口から泡が…ヨダレが…
完全に船酔いしてしまったようで、しまいには下痢をしていました…
よく頑張ってくれたよ、ありがとう。。。
ちなみに、ペットを船に連れ込むのはケージごとにお金がかかりました(2000円)。
とうとう島猫になった彼ら。
コンクリートアパート3階から、平家で自然に囲まれた我が家、どんな風に思ってるんだろう?
移住当日!
移住、つまりお引越しです!
私の場合、沖縄から与論への移住でした。
沖縄から与論へは、
那覇からフェリーで5時間。
北の本部港からは2時間30分かかります。
私の人生初のお引越しは、
実家の東京から沖縄でした。
このときは最低限、必要なものだけ。
家具はお金がかなり掛かるから送らず。
ヤマト便で8箱くらいでした(多いのかな?)
今回は海路ということで、悩みました。
よく使うヤマト便は、沖縄-与論間がとても不便なのです…
沖縄から一度飛行機で鹿児島本土に送り、鹿児島から与論へのフェリーで荷物を届けます。
近いはずなのに5日は掛かることも!!
そこで、沖縄で使っていた軽自動車に、積むだけ積み込みました。
詰め込みすぎて運転が困難になってしまったのは反省です苦笑
写真は自粛。。。
猫ちゃん2匹も一緒に移住だったんでとても大変でした(^^;)
それはまた記事に書きます、、
退去は移住前日に済ませて、その日はお友達のお家にお泊り。
いよいよ当日。
住んでいた宜野湾市(沖縄本島中部)から、2時間くらいかけて本部港へ。
料金は、車(10800円くらい)+ペット(1ケージ2000円)で、普通の引越しに比べれば格安で出来ました。
もし本州から引越しするとしても、大きな家具類は持っていくのがとても大変なはず。。
自分で梱包出来る場合、ヤマト便が安いそうなので、調べて見る価値ありです!
2人の終着点、遠距離の期間
気軽に誘って会える、そんな距離が羨ましい。
移動時間約5時間
何と思うことはない。
しかしながら、船でのサヨナラは切なくて、もう最近は乗船したら即寝るのです。
帰りながら、来月の研究とバイトの予定を立てる。
で、予定と照らし合わせながら、次はいつ会いに行けるかしら、なんて考えて、
沖縄の家へ帰る。
東京時代は
「次に行ける時」なんていうのは1週間くらい予定を空けなければならなかったから、しばらくは生真面目に生活し、また島へ飛ぶ。
沖縄へ移住したときは飛行機を使わないことをたいへん嬉しく思った。
沖縄。
船で島へ通うのは一年半続けたけれど、
もう良い加減疲れた。
早く一緒に暮らせたら、と何度思ったこと。
学生だから気軽に行けていいねえ、なんて言われるけれど
そりゃ社会人に比べれば気軽ではあるけれども
ちゃんとスケジュールを空ける努力をして頑張ってるのです。
そう、私は「頑張ってる」、と自分を慰めて
また眠りにつくのです。
あと半年、
という制限があるから頑張れているのですが
あと、、
が無いなら続かなかったでしょう。
遠距離恋愛における2人の終着点は大切であります。
島に住む
海の綺麗さ
ここ最近話題になっている与論。
1番はエメラルドグリーンの海でしょう。
晴れた日はめっちゃ綺麗!
鳥瞰図で見ると、サンゴが隆起してできた「リーフ」の内側と外側で色が全然違うのが分かります。
かなりの遠浅ですから、浅い内海は光の屈折で綺麗なエメラルドグリーンに見えるんですね。
内海の造礁サンゴは少なく、(昔は内海にもたくさんあったそうです)砂地が多くを占めています。
スノーケルが楽しいところもありますが、
何せ遠浅。
潮の満ちている時に行くとポイントにたどり着くまでがなかなか大変!
与論に旅行で行く方は、ツアーで行くのをオススメします◎
ボートでポイントまで連れて行ってくれますよ♪
島人との恋愛
島人とないちゃー(本土の人のこと)が恋愛をするにあたって、遠距離恋愛は必然です。
また、島人が島を出ることはよほど無いと私は勝手に思っているので、先のことを考えるならほとんどが「ないちゃー側が移住する」一択なのだと思うのです。
「島」といってもさまざまで、いろんな交通手段があるでしょう。
本土と橋でつながっていれば車で行けますが、船がそのほとんどでしょうね。
与論島の場合。
私の場合(東京~与論島)。
まず、飛行機で沖縄へ。
一泊。
そして船で約5時間かけて与論島へ。
お金を出せば、1日、飛行機乗り継ぎで与論に行けるのですが、大学生でしたし、時間もあった方なので、1日半かけて通いました。
会いに行くだけで大変なのです。。。
東京に暮らしているときは、年4回、3ヵ月に1度のペースで与論へ通いました。
彼も、出張がてら東京に寄る、もしくは東京に用事があり、年4回くらい?来てくれました。
お互いが会いに行く努力が大切なのだと思います。
本当に。
沖縄へ移住してからは、北部の港へ2時間車を走らせ、船で2時間半乗れば与論に行けます。
近くなったなあと思う私に、周りは「遠いわ笑」と総ツッコミ。笑
今では、弾丸1泊2日とかでも会いに行ったりします。
良くて月1。
彼は内地出張の度に、沖縄に1泊してくれます(本来なら鹿児島経由して1日で内地に行ける)。
そんなこんなで2年半。
ずっと遠距離のままですが、お互いよく続けていると思います。笑
遠距離恋愛をしてる人、むっちゃ共感します。。
島に移住を決めるきっかけ
きっかけというほどのものではありませんでしたが
私は与論島へ行くまで、特別やりたい仕事がなかったので、
地元である東京で就職しようと考えていました。
長女であったことも地元就職を考えていた理由の1つです。
少し視点を変えて話すと、
もともと大学の専攻のテーマが「環境問題」であった私は、環境への配慮を考えた暮らしをしたいとは前から考えていたのですが、
環境へ与える影響が「見えない」都会の暮らしには少し疑問を感じていたのです。
大都会”東京”での暮らしをしようと思う反面、今の暮らしへの疑問を持った私は、もやもやした気持ちを抱えながら与論島へ行きました。
今思うと、何か変えたかったのかもしれませんね。
与論島へ行ってから
環境への負荷が「見える」暮らしに驚きました。
廃水も、地下へ流れてしまう
その水は海洋へと流れてしまう
みなさん、島の環境に寄り添いながら暮らしているのを身に染みて感じました。
私はもっと与論島を含めた南西諸島での「生活」とその周辺環境に生息する「生き物」について、学びを深めたいと考えるようになって、
現在、沖縄の琉球大学院で学びを得ています。
同時に、「この地域で暮らしたい」と強く考えるようになりました。
2015年2月、
告白を受け、彼とお付き合いをするにあたり1つ、言われたことがありました。
「自分は島で一生暮らしていくつもりだ」
つまり、最初から「遠距離恋愛」であること。
この先(つまるところ結婚)を考えるなら、私が「移住」するということ。
なんとまあ、最初から結婚前提のようなニュアンスとも取れます。
結局のところ、私はこの人と寄り添って私の人生を生きていきたいと、直感的に思いましたので
迷うことなく、返事は「はい」一択なのでした。
今考えてもあれ以外の結論はないと思いますし、私を見出してくれてこの上なく喜ばしいのです〇
そんなわけで、大学3年、21歳の春に、私は与論島への移住を決めていたのでした。